こんにちは。新潟市西区のフリースクール にいがたさくらです。今回は、9月1日に向けて気をつけておくことについて話したいと思います。
不登校や行き渋りの子どもたちは、夏休み中は”学校にいかなきゃ”という気持ちの負担も少なく、夏休み明けからどうしようと考えている場合が多いです。しかし、夏休みが終わりに近づくにつれ、不安が増したり、学校が始まってもやっぱり行けなかった、定期テストが受けられなかったなど、気持ち的に負担が増しやすい傾向にあります。
そんな時、「学校にいかなくてもフリースクールがあるじゃん」と思ってもらいたいです。また、学校に行こうと思っていたならば、そんな自分をホメてあげて欲しいです。勉強だって、登校だって、運動だって、友達作りだって、学校でなくてもできるのです。今は身体と心を休める時期かもしれません。それも立派な自分のための行動です。できなかった自分を責めるよりも今の自分にとって気持ちに無理なくできそうなことを考えて、それをひとつひとつやっていくことが大切です。
また、保護者の方や周りに不登校の子どもがいる方は、今まで以上に様子を注意してみてあげてください。これまでに関心のあった事柄に対して興味を失う・成績が急に落ちる・注意が散漫になり、集中できなくなる・身だしなみを気にしなくなる・健康管理や自己管理がおろそかになる――といったサインを見逃さないようにしましょう。
9月1日は1年で最も自殺者が多い日です。文部科学大臣も、自殺防止に向けたメッセージを文科省のHPやSNSで発信しています。
悩みや不安を抱えていても決して一人ではありません。家族や先生、スクールカウンセラー、周りの友達など誰でもいいので、悩みを話してみてほしいです。周りに相談しづらいときには、24時間子供SOSダイヤルや各地の相談窓口、電話やメール、ネットといったさまざまな相談ツールを活用することができます。
今の自分が嫌でも、人は変わることができます。できないことがあってもやり方次第でできるようになります。自分で答えを見つけられなくても、一緒に探してあげることができます。
にいがたさくらは、そんな子どもたちを一人でも多く、前向きで気持ちが明るく、前に進むためのお手伝いをしています。
家族ではない第三者が関わることで、上手くいくケースがいくつもありました。私は、不登校の専門家として、1000件以上の生徒・ご家庭に関わり、生徒と共に悩み、成長し、試行錯誤しながらここまで来ました。もちろん、良いことばかりではありません。失敗したことや自分の力が及ばなかったこともいくつもありました。ですが、それで諦めてしまったら、今現在悩んでいる新潟の子どもたちを助けることができません。なので、これからも一人でも多くの生徒に出会い、話をしていきたいと思います。
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