こんにちは。新潟市西区の個別指導塾 新潟桜塾です。今回は、"目標"について話したいと思います。
人間は必ず、行動する際に理由が必要です。ジュースが飲みたいから冷蔵庫へ、本が読みたいから図書館へ、新しい服を見にショッピングモールへ。目標と行動が一致する分かりやすい例です。ただ、勉強はそれ自体が目標となりにくい性質を持っています。
過去にはなんとなく勉強するという人が多くいました。それは、勉強ができる→良い高校・大学に入れる→良い会社で働くという構図が成り立っていたからだと思われます。しかし現在は、働き方・暮らし方・ライフスタイルの多様化により、この構図は過去のものとなってしまいました。だから子どもたちは勉強を目標にしにくい環境が生まれているのです。そのため、ー子どものやる気を引き出すには ーで書いたような方法を用いる必要があるのです。親御さんや私たちよりも長く生きる子どもたちが多様な社会を生き抜くためには、自分で目標を設計する(キャリアデザイン)力が必要なのです。
目標がまだ見つかっていないお子さんの親御さんからは、よくこんなご相談を受けます。
「うちの子、目標さえ見つかれば頑張れるんですけど。」
「勉強に気が向かないみたいで」
「やるときはやるんですけど」
「エンジンがかかるまでに時間が必要みたいで」
「勉強嫌いみたいなんですよね」
よくあるケースですが、この場合どのようにお子さんにやる気を出してもらえばよいでしょうか。
①目標をこちらで決める
②無理矢理にでも勉強させる
③とりあえず塾に入れる
④様子を見る
⑤あきらめる
①~⑤どれも正解であり、不正解です。最適解は『お子さんが目標を自分で決めるために情報を与える』です。
たとえば、まずお子さんが勉強を必要だと思っているかどうか、必要だと思っているならできない、やらないその理由、やっているのにできないのならば今のやり方を正せるのかというように分析が必要になってきます。
よく悩みは川の流れのようと表現されます。川の流れを止めることは難しいが、上流の小川をせきとめることはできる。だから大きな悩みも細分化し、一つずつ解決することが重要なのです。
勉強が必要でないと思っているお子さんにはまず、学ぶことの喜びや学んだ先に何が待っているのかを示してあげる必要があります。必要だと思っているのにできない場合は、ーやる気があるときに勉強するのは間違い⁉ーで書かせてもらったように習慣や環境が必要なのかもしれません。やっているのにできない場合は、まずは使っているテキストや学習内容の見直しが必要かもしれません。
あくまで一例ですが、これらを新潟桜塾では通常の指導に取り入れています。これらの情報を生徒さんに与えていくことで、学習の習慣化や目標を見つけることに繋がるのです。
目標を行動に変え、結果を出す!このサイクルを繰り返すことで自信に繋がりやる気が出るというスパイラルが生まれ、これらが多様化する社会で生き抜く力にもなっていきます。
新潟桜塾では、受験合格だけでなく、生き抜く力も育てたいと考えております。
コメント