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心理学×マンツーマン指導⑤【集団になると手抜きする!?】

 こんにちは。新潟市西区の個別指導塾の新潟桜塾です。新潟桜塾では心理学を用いた指導を行っております。第5回のテーマは『集団になると手抜きする!?』です。


 一般に1人よりも2人、2人よりも3人と、人数が増えれば増えるほど仕事が進むと考えがちです。しかし、人間にはやっかいな心のクセがあり、集団になればなるほど手を抜く人の割合が増えていくのです


 学校の授業や集団授業の塾でも、好きな先生の授業や自分の好きな科目の授業は真剣に受けていても、興味のない授業は聞いていないなんてことはありませんでしたか?


 リンゲルマンは人が綱引きをするときにどれくらい力を入れるのか測定しました。その結果、1対1で綱を引くより、人数が増えれば増えるほど、一人当たりの引く力が弱くなった。同じく、ラタネも、できるだけ大きな音で拍手や声を出す実験を行った。この実験でも人数が増えれば増えるほど一人当たりの音圧が弱くなった。これは「社会的手抜き」と呼ばれ、自分一人くらい手を抜いても大丈夫だろうと思ってしまう心のクセです。


 しかし、その作業や仕事を本人が面白いと感じていたり、個人の結果に直接繋がるような場合はこういった状態にはなりにくいのです。つまり、学習においては本人の目的意識「なんのために勉強しているのか」という点が一番大切になってきます。


 また、他者がいることで能率があがることもあります。得意な科目や単純な計算などは、そばに人がいる場合には競争意識が生まれ、一人でやるときよりも能率が上がる(社会的促進)。逆に、苦手な科目や複雑で難しい問題などは、他人の存在で能率が低下する(社会的抑制)。なので、学習の質や生徒の性格に合わせて学習方法は検討する必要があるのです。


 新潟桜塾では、個別指導にこだわっています。授業は、マンツーマン指導で集中力をUPさせて学習に取り組んでもらいます。また、計算や暗記分野などの単純なものは質問教室という形で複数対1で能率を上げての学習も取り入れています。


 競争意識も大事ですが、それが逆に生徒のやる気を奪う場合もあります。引き続き生徒の気持ちに寄り添いながら指導をしていきたいと思います。

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