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心理学×マンツーマン指導①【ピグマリオン効果】

 こんにちは。新潟市西区の個別指導塾の新潟桜塾です。新潟桜塾では心理学を用いた指導を行っております。心理学といっても簡単なものから専門的なものまでありますので、ここで少しずつ紹介したいと思います。


 第1回のテーマは『ピグマリオン効果』です。一度は耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか。


 アメリカの心理学者ローゼンタールは、Aグループにのみ教師に「将来学力が伸びる可能性が高い生徒」と伝え、Bグループは通常通りの授業を行いました。そして、1年後に知能テストを行うと実際にBグループよりもAグループの成績が伸びていった。つまり、教師が成績が伸びる生徒たちに期待を込めて指導をした結果、生徒たちも期待に応えようとするということです。この効果を『ピグマリオン効果』と呼びます。(逆の効果をゴーレム効果と呼びます)


 ここで、大事なことは期待を言葉や態度で相手に伝えるということです。

また、年齢によって期待をしているという言葉の伝え方は変わってきます。小学生であれば「すごいね!がんばったらもっとできるようになるよ!」という言葉でよいですが、中高生となると「前回できていなかった単元ができるようになってるね!ちゃんと復習頑張ったからだね」と具体的な言葉で努力を認めてあげる必要があります。


 これは、親子間のコミュニケーションでも同じです。学校の先生との面談で先生から「よくがんばっていますね」といわれたときに、「でも…」や「うちではこんなとこがダメなんです」等ネガティブな話をしないようにすべきです。最初は頑張っていることを認め、話の途中で今後の課題や改善点を先生とお子さんと話し合い、最後はホメる内容にすると良いでしょう。また、過剰な期待はプレッシャーとなってしまう恐れがあるので、適切な課題を与えることが重要です。


 ここまでで「ピグマリオン効果」の有用性はご理解いただけたと思います。しかし、私もそうですが、自分の子どもに実践するのはとても難しいです。片付けができない、宿題が終わっていない、YOU TUBEやゲームの時間が長いとついつい、叱りたくなってしまいます。時には叱ることも大切ですが、必ず最後に期待をしていることを伝えましょう。心理学を学んでいても実践しないと意味がありません。是非、感情だけで話さず、お子さんに期待をしていることを言葉にして伝えましょう。


 新潟桜塾ではすべての生徒の可能性を全力で信じて指導に望んでいます!


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