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心理学×マンツーマン指導②【アンダーマイニング効果】

 こんにちは。新潟市西区の個別指導塾の新潟桜塾です。新潟桜塾では心理学を用いた指導を行っております。第2回のテーマは『アンダーマイニング効果』です。


 一般的に、人は頑張ったご褒美がもらえることでやる気をアップさせます。しかし、誤った使い方をすると勉強への興味を無くす原因にもなるので、注意が必要です。


 アンダーマイニング効果とは、ゲームが終わったら宿題やろうと思っていること(内的動機付け)に対して、「早く宿題をやりなさい!」といわれたこと外的動機付け)によって、モチベーションが低下する現象を意味する言葉です。

 

 ある2つのグループに立体パズルを解いてもらった。一方には「解けたら1ドルもらえる」と伝え、もう一方には報酬を与えずにいた。どちらのグループにも休憩時間を与え、その様子を観察すると、報酬なしのグループは休憩時間でもパズルを続けている人が多く、お金をもらったグループは休憩時間にパズルをする人は減少した。

 

 つまり、報酬を得たグルーの方がパズルへの関心が減少しているのである。これは、本来、パズル自体が面白かった(内的動機付け)のにも関わらず、報酬(外的動機付け)を与えることで意欲を低下させてしまう恐れがある。やはり、アメとムチは使い方が大切です。


 「テストで良い点とったらこれを買ってあげる」など、子どもが喜びそうなことでも自ら勉強に興味を持ち始めたタイミングでそれをしてしまうと、買ってもらうこと自体が目的となってしまいます。

 

 ですので、新潟桜塾では生徒自身が勉強に興味を持つきっかけを作ることを大切にしています。今の勉強がどのように将来に繋がっているか、知識を得ること、できないことができるようになる喜びなど、内的動機付けが生まれるような指導を心がけています。無理矢理勉強させて、学ぶこと自体が嫌いになってしまったらもったいないですからね。

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