①料金
やはりまずは料金です。家計をやりくりしながら毎月の月謝を支払うことになるので、料金はとても大切です。月謝だけでなく、夏期・冬期講習などの費用がどのくらいかかるのか事前に調べる必要があります。
しかし、費用だけで選んではいけません。費用が安いということはそれだけ、人件費率が低いということになります。個人塾であれば、家賃や宣伝費などを節約し、自身で指導している場合は費用を安くできますが、いわゆる複数店舗をもつ学習塾で料金が安すぎるところは、講師への研修や質という点に費用をかけていないということになります。
ですから考えなければいけないことは、料金に対して成果がでるのかという点にあります。単に安いというだけで塾選びをすると時間とお金を無駄にしてしまうことになりかねません。②~⑤の注意点も参考にしながら選ばれると失敗しません。
②授業スタイル
マンツーマン・1対2、1対3の少人数制・1対4以上の小集団授業・集団授業・映像授業・オンライン・家庭教師・プリント学習・自立学習支援など、一口に学習塾といっても様々な授業形式の学習塾があります。特に担任制度があるかどうかは注意が必要です。1回の授業ならこなせばいいやと考える講師は少なくありません。また、担任制と謳っている学習塾でも実際には名前や形式的に担任を置いているだけのところもあります。誰が責任を持って教えるのかということもチェックが必要です。
これらはお子様の学年、性格や学習状況・学習環境によって選ぶ授業形式が決まってきます。それぞれメリット・デメリットがありますが、長くなってしまいますのでここでは割愛します。参考は下記リンクをご覧ください。 【要注意!】個別指導にもいろいろある ③塾長との相性
学習塾に入会する際、面談をされると思います。その際、面談をしてくれる塾長に大事なお子さんを任せられるか、投資する価値があるのかという点が重要です。学習塾は塾長の方針によって、同じ○○という塾でも教室の雰囲気はまるで違います。A教室ではとても静かで勉強しやすいですが、塾長は常に忙しそうで面談時以外ではなかなか相談できません。B教室ではやや騒がしいですが、塾長と生徒との距離が近く相談しやすい環境にあります。お子さんにどちらが合うのかは塾長との面談にて信頼できるかという点が重要になってきます。
また、複数校舎ある学習塾では塾長の転勤や配置換えがあるということもよくあります。ベテランの塾長は経験がすごくありますが、新しい指導方法や生徒との距離が遠い可能性があります。若い塾長は生徒との距離が近いですが、経験が足りなかったり、講師への指導・研修が弱かったりします。熱意や面倒見の良さ・指導力は、年齢や経験で判断すべきことではないです。なので、やはりお子様と親御さんとの相性が一番の決め手になると思います。
④合格実績
○○高校へ20名合格していたとしても、受験生が100人いる塾であれば5人に1人しか受かっていません。逆に、たった5名の合格でも受験生が5名の塾であれば、合格率100パーセントの見事な合格実績です。
また、大学受験では私立大学を複数受験をするので、1人の生徒が複数校の合格実績を出している場合も多いので注意が必要です。数字だけに惑わされないように注意してください。塾全体ではなく、その校舎の合格実績が重要です。
合格実績の注意事項は、下記リンクよりご覧ください。 *合格実績にはご注意を! ⑤入塾後の対応 注意点は面談時と実際に入塾した後の生徒への対応や指導に差がないかはとても重要です。やはり、どの学習塾も生徒に入会してもらうために必死です。ですので、多少システムを実際よりよく見せたり、細かいサポートをアピールしたりしますが、実際に入会してみたら連絡が来るのは講習販売のときだけ、なんてケースもよく見受けられます。お子様が満足して成果が出ていれば問題ありませんが、とりあえず通わせているから大丈夫ということはありませんので、不安があれば塾と連絡を取り合ったり、不安が解消されなければ転塾を検討されることをおススメします。
以上の5つのポイントに注意しながら学習塾を選ばれると良いと思います。やはり、HPや資料、ネームバリューだけでなく、実際に検討されている学習塾に足を運ばれると良いと思います。そんな中でお子様の成長が最大化する学習塾を是非、見つけてください。
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